最終日、大阪公演のレポです。
【10/6 大阪公演:梅田クラブクアトロ】
2015年の来日から感じていることですが、大阪でのTREATのライブは会場の雰囲気がとてもアットホームで、東京のものとは若干違う雰囲気があると個人的に感じています。 東京の公演がアットホームではないという事では決して無いのです。ただ、大阪の公演はそれを上回るアットホームさというか、うまく言えませんが気の知れた友達みたいなやりとりがあるのが特徴的だなといつも思っています。 なので今回も、きっと暖かい雰囲気のライブになるのではないかなと期待していました。
ライブが始まってすぐのロバートのMCから、お客さんの反応はすこぶる良かったです。 今回見ながら思ったのですが、大阪ではロバートのMCが気持ち多めになっているような気がします(周りのメンバーの会話も多い気がします)。
東京、名古屋同様、初めから終わりまでお馴染みの大合唱でライブは進みます。 「Papertiger」の時に、アンダースのエフェクターの調子が悪くなり急に音が出なくなるハプニングがありました。このエフェクターのトラブルですが、実は大阪が初めてではなく、東京・名古屋でも時折電源がパッと消えるような素振りがありまして・・・内心ちょっと心配していました。東京・名古屋では電源が一瞬消える度にアンダースはエフェクターをいじったり、拳や足で軽めに叩いたりして何とか事なきを得ていましたが、大阪ではついに事態が悪化。エフェクターのライトがパッと全部消えるのが見えました。慌てたアンダースはエフェクターを足で蹴ったりしてましたが、最終的に力を込めたグーパンチを何度か繰り返し、トラブルを解消。
再びギターを弾き始めた時にはお客さんから拍手や歓声が沸き起こりました。 それを受けてアンダースは照れ笑いなのか苦笑いなのかわからない笑顔を一瞬見せていました。 この応援のスタイル(あくまで私の経験上でしか言えませんが)他のバンドにはあまり見られないように思います。このような事態は本来であればあまり歓迎されないものであると思いますが、非難につながるのではなく声援でバンドを応援するという。 これがTREATのライブの良さだったり、特徴だったりするのかなと今では感じています。
アンコールの「Build the Love」ではパトリックのキーボードの音が聞こえにくい(聞こえない?)状態になっていたようですが、これも東京同様に周りのメンバーのサポートと、そしてお客さんの大きなコーラスで会場がひとつになっていました。 皆でステージを作っていくのが最近のTREATのライブのスタイルなのだな、としみじみ思いました。
やはり、大阪のライブは終始暖かい雰囲気でいっぱいのライブでした。 そして、やっぱりTREATのライブは楽しい!! そう確信した3日間でした。また、近いうちに戻ってきてくれますように!

3公演のレポを通して書くことがあまりありませんでしたが、ポンタスの格好良さは目を見張るものがありました! 動きが大きくて華があって、トラブルがあっても顔色一つ変えずに落ち着いてプレイするところに魅了されてしまった人も多いのではないでしょうか。 昨年のライブからも感じていた事ですが、彼の加入によって音作りからライブの良さなどが確実に向上したので良かったなぁと嬉しく思っています。
【おまけの話】 (アンダースのエフェクターパンチのこと) あのパンチ…結構な力で叩いていたようで、ライブの後に手のひらを見せてくれたのですが手の小指側の側面に結構な内出血がありました。ちょっと痛々しかったです。 本人的にはあの瞬間左手は守らなくてはと思い、とっさの判断で右手を使ったようなのですが、「全部足を使えばよかった」と後から後悔したとのことです(相当慌てていたのだと思います)。
(ステージセットのこと) 今回のステージセット、twitterでも少し取り上げましたがやはりデビューアルバム「Scratch and Bite」の頃のステージをモチーフにしているとのことでした。 その件について聞いてみたら「そうそう!」と言ってました。 そしてデビューアルバムのジャケットデザインについて、左右側面に警告テープみたいなデザイン(実際は黄色と黒ですが)をつけたらカッコいいんじゃないかって当時は思ったんだ・・・と懐かしそうに話してくれました。
以上で2018年の来日公演のレポを終わります。 ついにライブレポも書き終わっちゃったので、何だか寂しい気持ちです。
バンドの次のツアーは20日、ギリシャでライブを行います。 ギリシャは初めてなので楽しみにしている様です。ギリシャのライブの様子などわかればまたここでお知らせしたいと思います!